期間工の契約期間は最長で35カ月(2年11ヵ月)です。ほとんどのメーカー企業は3カ月か6カ月ごとに更新をしています。
契約期間が過ぎると契約更新を勧められますが、ごく稀に更新できないケースがあります。はじめて期間工にチャレンジしようと思っている方ほどこんな心配をしています。
- 期間工として長く働いてお金を貯めたいが、更新拒否されて短期間で辞めることになっては困る…
- 正社員登用制度で正社員になるまえに契約を切られないか心配…
このページでは契約更新を拒否されてしまう理由と対策について紹介します。
契約更新できない理由とは?
契約書には色々と書いてありますが、代表的なものが次の3つです。
- 本人の勤務態度が極めて悪い
- 本人の健康状態が悪い
- 事業縮小によって仕事そのものが少なくなる
1つめと2つめは読んだ通りの意味です。
3つめは「日本が大不況に陥った」「震災などで工場が稼働できない」というケースです。新規に期間工の募集自体を止めてもまだ仕事が余ってしまうような場合は契約更新を拒否されるケースはあります。
2008年のリーマンショックでは製造業派遣の派遣切りが問題となりましたが、世界的な大不況でようやく派遣社員から働けなくなる程度です。直接雇用の期間工はあまり気にしないでよいでしょう。
企業側から契約更新を拒否されることは滅多にない
期間工は非正規雇用といえども、正当な理由がない限り企業側は更新拒否できません。更新希望者はほぼ100%が継続して働けます。
作業スピードが遅かったりミスが多すぎるなど、よっぽど仕事ができないケースでは契約拒否されることがあるのかもしれませんが、実際に働いている人の意見を聞いても更新を拒否される話しは全く聞けません。
期間工側から契約更新を断って辞めるケースが99%以上です。更新を断ると上司から「もう少し続けて欲しい。」と交渉されるケースも多いです。