期間工から正社員になるには正社員登用試験に受かる必要がある
誰でも「正社員になりたい」といえばなれるわけではありません。正社員登用試験を受けて合格する必要があります。
試験には筆記試験と面接試験があります。よくある期間工の正社員登用試験は次のような流れになります。
- 履歴書提出
- 一次選考(学科筆記試験・適性検査など)
- 二次選考(個人面接や作文など)
- 正社員登用決定
正社員登用後の職場は、期間工として配属された職場になることが多いです。
試験と同じくらい重要なのが上司からの推薦
正社員登用には、職場の責任者などの上司からの推薦が必要です。普段から意欲的に仕事に取り組むのはもちろん、「業務改善の提案をする」「社内の飲み会や行事に参加する」などしているほうが評判は良くなります。
年齢は20代~30代前半くらいまでの若い方が有利ですが、30代後半や40代でも正社員登用された例は多いです。
正社員登用制度の実績が多いのはどこ?
ほとんどのメーカー企業に正社員登用制度はありますが、正社員登用に積極的なところとそうでないところがあります。
期間工の正社員登用に積極的なのは「正社員登用実績を公表している企業」です。特にトヨタやアイシンAWは積極的なことで有名ですが、実際に発表している人数を調べてみました。
- トヨタ自動車
2014年度:90人を登用
2015年度:387人を登用
2016年度:377名 - アイシンAW
2012年度:220名
2013年度:240名
2014年度:450名
2015年度:679名 - 日産九州
3年で300人正社員採用予定 - 日産車体
2016年正社員登用あり160名 - スバル
※2018年2月現在で907名の期間従業員(期間工)の方が社員になっています - デンソー
2006年度:189人
2007年度:452名
2008年度:443名
2009年度:229名
2010年度:49名
2011年度:67名
2012年度:83名
2013年度:78人
2014年度:85人
2015年度:108人
※デンソーの正社員採用率は約2%~10%ほどです - マツダ
正社員登用制度あり
641名(過去5年間実績)
※日産九州や日産車体は積極的な一方で、親会社の日産自動車は正社員登用に積極的ではないと言われています。ただし、日産自動車は期間工の職場としては魅力的です。